学生インターンシップを実施しました
2024.11.15
藤庄印刷 蔵王の森工場に11月11日(月)~15日(金)、山形県立産業技術短期大学校情報システム科の学生さんが企業実習生として来社されました。
学校でHTMLやCSSでのコーディングを学んでいるという学生さん。ソリューション営業部では、当社のwebメディア「山形会議」の記事を公開まで作業や、クライアントさまへの提案する企画のアイデア出しと、実際の仕事を体験してもらいました。
Web構築の作業はテキパキと、そして原稿チェックでは間違いを見つけて修正してくれるなど、今日から働いてほしいほど優秀!産技短での学習成果を発揮してくれて、とても頼もしい学生さんでした。当社スタッフたちにとっても刺激になりました。
最初は緊張したと思いますが、徐々に慣れてくれた様子。この5日間は学生さんだけでなく、お互いにとって学びが多い貴重な機会になったと感じます。今回のインターンでの体験が、これから進路を選択する際に少しでも参考になってもらえたらうれしいです。
「異業種相互研鑽活動」最終報告会が開催されました
2024.03.29
2024年2月27日(火)、藤庄印刷・蔵王の森工場にて「異業種相互研鑽活動」最終報告会が開催されました。
「異業種相互研鑽活動」とは、トヨタ自動車東日本株式会社が実施する、さまざまな業種の方と互いのものづくりを学ぶ活動で、自らの知恵と工夫で改善を継続していけるような人づくりを目指すものです。山形県と上山市からの推薦により当社が選定され、1年間活動してまいりました。
当社では2023年4月から、社内課題の特定や改善のための話し合いなど、全22回にわたって取り組んだ活動でしたが、最終報告会ではこれまでの活動の中で得られた成果について、プロジェクトメンバーより発表されました。
その中の例として、オフセット輪転印刷の現場内にあるロール紙を減らし、作業性を向上させた取り組みをご紹介します。
画像をクリックすると拡大します
ロール紙を印刷機に設置するまでの準備時間を調査すると、場合によっては生産開始時間が計画よりも遅れるという課題を発見。生産が計画通りに進められるよう準備時間の短縮を目指すことになりました。
準備時間の短縮を目指すうえで印刷機を使用する社員の動線調査を行うと、通路や段取りスペースに余ったロール紙「端巻き」があり、その移動に時間が掛かっていることが判明。それを踏まえて端巻き用紙の保管ルールを定め運用した結果、端巻き移動に関する時間を短縮かつ段取りスペース確保に成功しました。
今回の活動で、端巻きの効率的活用と主資材運用にトヨタ生産方式の手法を取り入れることで課題の改善をすることができました。その他にも安全性の確保や42件の困り事の解消・実施など、多くの面で作業性を向上し、活動を終えることができましたが、活動終了後も引き続き「改善を継続する風土づくり」を育んでいきます。
異業種間の交流を通して、多くのアイデアや課題解決方法を学ぶことができた「異業種相互研鑽活動」。貴重な機会をくださったトヨタ自動車東日本株式会社の皆さま、山形県産業労働部様、山形県工業技術センター様、上山市商工課様、本当にありがとうございました。藤庄印刷ではより一層改善のサイクルを循環させ、お客様に貢献できるような企業を目指してまいります。
データから価値を生み出すために
2024.03.15
Webサービスが普及してきた近年において、さまざまなデータを分析し、有益な知見を導き出す学問である「データサイエンス」は、企業や組織にとって未来を見据えた意思決定を可能にすると言われています。またそのためのデータサイエンスは、これまでのように業務の一環としてのデータ収集・分析するだけではなく、情報の源泉として活用されることが求められています。
データ分析には統計的手法や機械学習、人工知能など多岐にわたるアプローチがあり、それぞれの方法論が異なる課題や状況に対応できます。PythonやRなどのプログラム言語を使用して機械学習モデルを構築し、データからパターンやトレンドを発見することができ、また過去のデータから学習することによって将来の予測を行うことも可能です。
その例として、時系列データ分析があります。時間の経過とともに変化するデータを分析する手法で、過去のデータから将来の傾向を予測したり、異常なデータを見つけることができます。過去の販売・顧客データを分析することで、市場動向や顧客ニーズを把握できたり、状態監視データを分析することで、故障の兆候を検知し予防保全を行えるなど、さまざまな活用が可能となっています。
下図は山形市の過去20年の気象データ(気象庁)を、長期の傾向を示す「トレンド成分」、月や四季によって一定の間隔で繰り返される変動要因である「季節成分」、誤差の推定値である「残差」に分解し可視化したものです。ここ数年間で気温上昇が進んでいることが分かります。
当社ではデータ分析を利用して、将来の数値予想を立てたり、中長期的な視点からお客様満足度の向上に繋がるような取り組みを行っています。引き続き業務効率化や顧客満足度の向上、新規事業の創出などにつながるような、新しい取り組みへのチャレンジを続けてまいります。
印刷機械のトラブル対応について
2024.02.19
当社の機械管理課では、工場にある印刷機や製本機、倉庫設備といった生産設備の修理や点検、部品の発注などを行っています。
(生産設備内容は
こちら )
具体的な整備内容は、工具を使って機械部品や電装品の交換や、電子部品と基板の修理です。交換用の部品がない場合は、金属材を加工する工作機械を使って部品を作成するなど対応しています。
BF加工・折機・中綴じ機などの加工機械
機械管理課の一番の目的は、計画的に予防保全を図ることで突発的な故障を未然に防ぎ、生産稼働を停止させないことです。
メンテナンスおよび修理を行う際は、可能な限りメーカーや修理業者に委託せず、社内で対応することで早期の復旧に注力しています。修理作業は機械に稼働予定が入っていない時間に合わせて実施することで、生産計画に影響が出ないようにしています。
また機械修理用の予備部品は、保管場所や数量を明記して、必要になった際にすぐ取り出して使用できるように在庫管理をしています。部品は原料の価格高騰と物流関連費の上昇で軒並み値上がりしていますが、仕入れ先の選定をすることで、部品の確保やコストの削減にも取り組んでいます。
修理用の機械部品棚
藤庄印刷は多様な印刷や製本を行う総合印刷業であることから、印刷機や後加工機などさまざまな機械が揃い、また機械整備にも力を入れて取り組んでいます。これからもお客様へお届けする製品の品質を守り続けるために、日々努力してまいります。
フォントとデザインの関係
2024.01.29
WEBサイトを見ていると、以前と比べて文字が読みやすくなっていると感じたことはないでしょうか。文字そのものが目的に沿ってデザインされた「フォント」は、制作物の視認性や印象を決定づける重要な役割を果たしています。
近年ではその重要性を認識する企業が増え、読みやすいフォントを使ってWEBサイトや制作物がデザインされるようになっています。その際に、UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)が選ばれるケースが年々多くなってきました。
UDフォントとは「ユニバーサルデザイン」のコンセプトに基づいた、誰にとっても読みやすいフォントです。わかりやすく読み間違いがないように、可読性や視認性、判読性が高くなるようにデザインされているのが特徴です。企業のコーポレートフォントに採用されるなど、積極的な活用が進んでいます。
当社の制作部ではお客様のニーズに応え、読みやすい制作物をつくっています。
以前こちらのブログで紹介した「ざおうの森通信」では、デザインとフォントの関係をご紹介しました。
フォントを楽器に例えるなど、ポップにまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
ざおうの森通信「知っているようで知らなかった(かもしれない)、モジの話」は
こちら
印刷物の加工や梱包について
2024.01.22
当社の加工課では、印刷された製品をお客様の要望に合わせて「断裁」、「折り」、用紙を二つ折りにし針金で綴じる「中綴じ」、「穴開け」、紙に筋を入れて折りやすくする「筋押し」、手で切りやすくする「ミシン入れ」などの加工を行っています。 現在は中綴じ機3台、折り機4台、断裁機4台、員数機3台、ミシン筋押し機1台、穿孔機1台を揃え、お客様の要望に迅速に対応可能な体制を整えています。また、製品を仕分けする部門も一部併設されていることから、より正確な数量管理のため、2023年に紙の枚数をカウントする員数機の更新を行い、数値・品質保証の体制強化を図っています。
員数機での作業の様子。
お客様へ確かな製品をお届けするために、印刷物の数量が多い場合でも短時間で梱包できるように自動包装機を活用しています。また新たな梱包体制として、フィルムで製品を包むシュリンク包装機を導入しております。お客様の用途に応じて対応が可能となっていますので、興味がある方はぜひ当社までお問い合わせください。
自動包装機の導入により、作業時間が削減されました。
多様なニーズに応えるために加工技術や機械の導入を積極的に行っている藤庄印刷。これからもお客様に喜んでいただける製品づくりに取り組んでまいります。
年末年始休業のお知らせ
2023.12.21
早いもので年末のご挨拶をさせていただく時期になりました。
2023年の山形県では、猛暑により農作物が不作であるという心が痛むニュースもありましたが、新型コロナウイルスの影響により規模縮小を余儀なくされていた県内イベントが通常に近い形で開催されるなど、コロナ禍前の生活に戻りつつある年となりました。
このまま明るい未来へとつながっていくことを願うばかりです。
さて、当社の年末年始の休業期間を下記の通りご案内いたします。
2023年12月28 日(木) ~ 2024年1月4日(木)
年内は2023年12月27日(水)まで通常通り営業いたします。
新年は2024年1月5日(金)より営業開始となります。
今年も年末の挨拶状を作成いたしました。
今回は、2023 年9 月に導入されたPOD 「RICHO Pro C7210 」印刷機で、4C とスペシャルカラー「ゴールド」、「シルバー」、「ネオンイエロー」を使用し印刷。また、宛名印字には「バリアブル機能」を使用し、「オンリーワン」に「プラスワン」のインパクトの効いた型抜き年賀状になっています。
時節柄なにかとお忙しいと思いますが、お体にはお気をつけてどうぞ良いお年をお過ごしくださいませ。
当社で過去に使用していた印刷機について
2023.12.15
当社は、お客さまの想いを形にするため、新しい分野への挑戦や印刷の幅を広げられるような機械を導入することで満足いただけるような製品づくりに励んでいます。 そのような当社ですが、創業以来さまざまな機械を使用して印刷物の製作に取り組んでおり、蔵王の森工場では過去に使用された今では貴重な印刷機がいくつか展示されています。 今回のミラセンブログでは、そのような歴史ある機械をいくつかご紹介していきたいと思います。
木製製版用カメラ 写真製版を行う際に使用するカメラで、本体のほとんどが木製。展示している木製製版用カメラは、昭和20 年代「倉並製作所」製の湿版用木製製版カメラです。光源はカーボンアーク燈で、ガラスの上に硝酸銀を塗布し濡れたままで撮影します。当社ではこのカメラを使用することでカラー分解製版を行い、県内で初めてカラー印刷で生産を行いました。
写真植字機 写真技術を応用し、印画紙やフィルムに文字を出力する装置で、 株式会社写研で昭和43 年に製造されました。文字盤、レンズ群、光源、ファインダー、暗箱、送り装置、点字版などで構成され、書体によって文字盤を入れ替えて文字を打ち込んでおり、まさに職人技と言えます。印字された印画紙を切り貼りして版下作成を行っています。当社では平成初期まで活躍していました。
写植文字盤 写真植字機で使用される「フォント」は、M体やG体以外にも数種の書体が古くからありました。 ガラス板にネガ(黒地に透明)になった文字や記号が整然と並べられています。この文字盤に光を当てて文字の形を透過させ、印画紙を感光させるという仕組みで印字しています。現在はモリサワフォントですが、当時の主流は写研で
あったと言われています。
活字 活版印刷に用いられる凸型の字型。
組版作業を行う際に原稿に書かれている文章を見て、手作業で活字を一文字ずつ棚から見つけ、拾うようにして手元の容器に集めます。それを木製の枠などの中に並べてゆき、並べ終ったら楔状の器具を挟んで活字群をしっかりと固定するという作業を行っていました。活版印刷は表面に出る凹が特徴ですので、現在も風合いを重視する方に需要があるようです。
手フート印刷機 昭和23 年「永井機械製作所」製。名刺やハガキなど小型の端物印刷に用いられてた手動式の平圧印刷機です。手でレバーを引いて、版へインキ着けと印刷を行います。レバーを引く度に上部の丸いインキディスクが少しずつ回転し、インキをインキローラーにムラなく供給します。
さまざまな機械を取りそろえてきた当社ですが、近々ハイデルベルク社製の名機「プラテン」の展示を計画しています。興味がある方は、来社された際ぜひご覧になってみてくださいね。
生産計画の最適化を図る「Asprova」について
2023.12.01
当社の工程管理課では、受注から納品までの各工程をスケジュール化し管理をする業務に取り組んでいます。2018年4月から、生産計画を自動で立案するために、ソフトウェア「Asprova(アスプローバ)」を導入しています。このソフトウェアの最大の特徴は、標準時間をベースにした時間単位の計画が自動で立案できることです。例えば、工程前後の不要な部分を取り除いた予定を立案したり、納期が短い場合や、急な案件が発生した際、スケジュールを各機械の工程と人員をソフトウェアに同期させることで、スムーズな工程管理ができたりします。操作もドラッグ&ドロップで簡単に行えるため、スケジュールを組むにあたって特定の社員の経験に依存していた部分が解消でき、以前よりオペレータの業務効率の向上と業務負担の軽減にもつなげることができました。
「Asprova 」によって組まれたスケジュールは、社内に設置してある大型モニターにリアルタイムで表示され、共有されています。
今後も生産計画の最適化を図るため、「Asprova」を最大限に活用し、急な納期変更などといったお客様のニーズにより多くお応えできるよう取り組んでまいります。
芋煮会を開催しました!
2023.11.16
2023年10月21日(土)、当社の社員会主催による「芋煮会」が開催されました。 芋煮会は毎年10月に、蔵王の森工場の敷地内にて行われる社内イベントでしたが、コロナ禍で中断を余儀なくされ、今年は4年ぶりに開催することが出来ました。 「芋煮会」という言葉を聞いたことがない方もいらっしゃると思いますが、山形ではバーベキューよりも一般的な秋の風物詩ともいえる行事となっています。
当日はあいにくの空模様となり屋内開催となりましたが、社員会メンバーとボランティアメンバーの尽力のもとたくさんの芋煮が振舞われ、美味しい芋煮に山形の良さを再認識。 また、日ごろ研鑽活動でお世話になっているトヨタ自動車東日本株式会社様からも4名のご参加をいただき、当社の芋煮を味わっていただきました。
芋煮の準備をする社員会メンバーの皆さん。
芋煮を食べた後は、当社役員の協賛による抽選会などのイベントがあり大盛況のうちに会は終了となりました。
怪獣の登場に会場の熱は最高潮に!子供たちは大はしゃぎ。
当社ではこのような社内イベントを通じてコミュニケーションの良化を図っています。久々に開催された芋煮会のために尽力してくれた社員会メンバーとボランティアメンバーに感謝するとともに、次回の催しも楽しみになった一日でした。
一枚ずつ違う内容のDM!?
2023.11.10
当社のプライバシーデータ課では主に個人情報を含んだ印刷物を担当しており、住所・氏名・郵便番号などが記載されたはがきや封書を、宛名の体裁を整え印字を行っています。作業場所は特定の社員だけが入室でき、来客はもちろん一般社員でも入ることができないセキュリティで管理された部屋で、個人情報を徹底して保護管理しています。
2023年9月末から導入されたPOD「RICOH Pro C7210」。
CMYKに加えてメタリックやネオンカラーなど、全7色のスペシャルカラーに対応し、多彩な表現が可能となりました。
現在最も力を入れているのは、ダイレクトメール「バリアブルDM」です。お客様が持つ顧客情報を基に、画像(イメージ)や文面をその人に関連した内容に組み立ててデータを作成。オンリーワンなダイレクトメールとして、受け取った時に興味を喚起するものとして提案を進めています。
バリアブル印刷では、一人ひとりに情報を合わせたDMを作成することができます。
お客様に満足していただける印刷物を作るため、日々挑戦を続ける藤庄印刷。これからも湧き出るアイデアを形にしていきながら、お客様のビジネス円滑化に貢献できるよう取り組んでまいります。
校正のしごとー「伝わる印刷物」をつくるために
2023.10.11
当社の制作部には校正担当が在籍し、毎日原稿と紙面(校正紙、ゲラ)のチェックを行っています。
ところで皆さん、「校正」と「校閲」の違いはご存知でしょうか?
校正とは、お客さまからいただいた原稿と、当社のデザイナーが制作した紙面の内容が間違っていないかを照合していく作業のこと。誤字脱字や表記ゆれ、内容の不整合なども、あわせてチェックします。
校閲は文章の内容にまで踏み込み、事実と相違がないか、差別的な表現はないかなど、情報の適否を精査する作業がメインになります。「素読み」と「事実確認」という作業です。
皆さんも仕事だけでなく、日常において文章を書いたり、確認したりする機会があるかと思います。そこで今回は、私たちの行っている校正のポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
校正のコツ
コツ① 赤字(修正指示)との照合を始める前と後に、赤字のみをザっと見る
コツ② 惰性でレ点チェックを記入しない
コツ③ 単位や税込など共通の表記を見つけたら、一気呵成にそこのみヌケもれがないか一気にチェック
コツ④ 数字は「引き合わせ」(一人校正)より「読み合わせ」(二人組校正)
ポイント!これさえ押さえればミスは減らせる
コツ① 事件は赤字まわりで起こっている!
コツ② 事件は大きな文字で起こっている!(意外と抜ける)
コツ③ 事件は人名で起こっている!(思い込みはしない)
コツ④ 事件は数字(価格、商品番号、電話番号)で起こっている!
コツ⑤ 事件は年・月日・曜日・祝日で起こっている!
いかがでしたか?思いあたる節があると感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たち制作部は日々の校正はもちろん、お客さまとのコミュニケーションを大切にしながら、より多くの方へ「伝わ
る印刷物」をつくり、ご満足いただけるよう、これからも事故削減にしっかりと取り組んでまいります。
やまがたで出逢える野鳥たち「yamagata birds」スタート!
2023.09.28
山形の “今”を紹介することで、山形の未来を考えるきっかけと地域貢献を目的とする、当社webメディア「山形会議」は、今年10月に3周年を迎えます。
そして今回、山形会議に新コンテンツ「yamagata birds」が誕生!
多彩な自然や気候に恵まれ、その豊かな環境により、生物の多様性を育んでいる山形県。
県内に生息する野鳥の種類は約400種(日本全国で約600種)といわれ、国内有数の野鳥の生息地。そんな県内の野鳥たちを山形会議サイト内にある「yamagata birds」でご紹介する予定です。
健康経営に関する取り組みについて
2023.09.22
当社は、協会けんぽ山形支部様の「やまがた健康企業宣言」に登録し、従業員の「心と体の健康づくり」を推進しています。
その活動として、ストレスチェックの実施や産業医との面談、協会けんぽ山形支部様の「健康づくりセミナー」の開催など、従業員の健康づくりに積極的に取り組んでいます。今年はオンラインでのメンタルヘルスセミナーを開催しました。
そして、コロナ禍で昨年まで開催できていなかったクアオルトウォーキングを、今回社員会イベントにて開催しました。「クアオルト」とは、ドイツ語で健康保養地・療養地を意味し、医学的な根拠に基づいて“頑張らないで楽しく運動効果を高める”ウォーキングです。
今年のクアオルトウォーキングの様子。ガイドの方の自然に関する説明に、真剣な眼差しで聞き入っています。
上山市は気候性地形療法を活用するための認定コースが5 箇所8 コースあり、専任のガイドが案内してくれるというクアオルトにはもってこいの場所です。
このような活動の成果もあってか、「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」を2019 年の初認定から5 年連続認定を受けております。
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や、日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実施している法人を顕彰する制度です。
これからも当社では、各種セミナーの開催や産業医のサポートなど、社員の健康増進のための活動に取り組んでまいります。
当社のビジネスフォームの特長について
2023.08.25
当社の製造部 DPS課では、お客様のご要望に応じたビジネスフォーム製品を製造しています。 ビジネスフォームとは、コンピュータを使って出力する帳票や、手書き用の伝票など、決められたフォーマットを印刷した書類の総称です。振込用紙・注文書・明細書・配送伝票・納品書など、さまざまな場面でお客様の日常生活に欠かせない印刷物です。
また、印刷した用紙にさまざまな工夫を織り込むことが、ビジネスフォームの特長です。感圧紙と言われる特殊加工された用紙を使うことで、重ねた用紙に複写することができたり、用紙にミシンを通すことで切りやすくできたり、パンチ加工で穴をあけ、保管しやすくしたりと、常に使いやすい印刷物を追求しています。
DPS課では他にも、一枚の用紙から冊子へ加工するブック処理機、圧着はがきを加工するメールシーラー、封筒へ自動で封入・封緘するインサーター、連帳プリンターなど、ビジネスフォーム特有の機械を生かした後加工を行い、製品を作っています。
どの製品もオーダーメイド仕様で、1つとして同じものはなく、製造にかかる時間や難易度も違いますが、お客様にご満足いただける高品質な製品を提供できるよう心掛けています。 システムの進展、自治体の印字業務のアウトソーシング化、販促ツールの普及などビジネスフォームの商品は常に様変わりしています。当社はそうした変化に常に対応できるよう、日々努力をしてまいります。
藤庄女子会で「じゅんさい摘み取り体験会」を行いました!
2023.08.10
当社には、福利厚生の一環として、活動費の一部を会社が補助する社員クラブがあります。 その中の一つ「藤庄女子会」で、7月29日(土)に、じゅんさい摘み取り体験会を開催しました。 藤庄女子会でこのイベントを行うのは昨年に引き続き2回目。今回の参加者の半数が、「昨年楽しかったから今年も」というリピーターです。
まずライフジャケットを着て採取方法の説明を受けます。 舟に乗るコツや美味しいじゅんさいの見分け方などレクチャーを受け、いざ、じゅんさい沼へ。
四角の箱舟に長い棒が1本。この棒で舟を操縦するのですが、慣れないとなかなか行きたい方向に進めません。 7月末で摘み取り体験のシーズンが終わるとのことで、水面近くの芽はほとんど摘み取られており、沼の底に芽が見えていても手が届かないという事もありました。しかし、参加が2回目の方々はコツをつかんで昨年よりたくさん収穫できたようです。なかには900g以上摘み取った人も!
各自が摘み取ったじゅんさいの計量を終えると、大高根じゅんさい採取組合さまからスイカをたくさん振る舞っていただきました。 水の上でいくらか涼しいとはいえ、真夏の炎天下では汗だくです。そんな体にみずみずしいスイカの甘さが沁みました。
あとはそれぞれお家に帰ってからのお楽しみ。 持ち帰ったじゅんさいは、定番の生姜とポン酢でいただきました。独特のぬめりとほのかな苦みが最高のおつまみに。
今回紹介した「藤庄女子会」も含め、当社の社員クラブではさまざまなイベントを通して、従業員同士の親睦を深めています。引き続き社員同士の交流を図れるような場づくりに取り組んでまいります。
どちらが届くかお楽しみに♪
2023.07.25
本格的な暑さの季節がやってきました。 山形花笠まつりや各地でのイベント・花火大会など、従来通りの方法で開催されるものが多く、外での楽しみが多い夏になりそうですね。
さて現在、当社内では暑中見舞いはがきの選考を進めております。 応募された案は2案あり、
1つめのA案は、「月夜に、ツキヨミ。」をテーマに、ツキヨミの音の響きから[月夜見]と連想しました。 夏の夜空に浮かぶお月様を見ながら涼む至福の時間。風物詩の蛍や花火も登場。情緒的な1枚絵にまとめています。
2つめのB案は、「夏といえばビール!」ということで、山形会議STOREにて販売中のツキヨミビールを大々的に打ち出したデザインです。 実際のビール瓶とほぼ同じ大きさに型抜きしているのがポイントで、 郵便受けにビール瓶が投函されていたらユニークな暑中見舞いになるだろうという発想をふくらませて、作成しました。 これまでツキヨミビールの広告には写真を使っていましたが、 暑中見舞いはがきにはイラストのタッチを取り入れることで、夏のDMらしいポップなテイストを演出しました。
A・Bのどちらも夏の優雅な時間を彩るデザインとなっております。 どちらが届くかお楽しみに!
さて、当社の夏季休暇の休業期間を下記の通りご案内いたします。2023年8月11日(金・祝) ~ 8月16日(水)
暑い日が続きます。 みなさまもお体に気をつけて充実した夏をお過ごし下さい。
「子育て応援団すこやか2023」にて ワークショップを開催しました
2023.07.07
6月24日(土)・25日(日)、山形新聞・山形放送8大事業「子育て応援団すこやか2023」が4年ぶりに行われました。さらに今年は、イオンモール天童店さんとインクルーシブプレイスコパルさんの2会場で同時開催!当社はイオンモール天童店さん・グリーンコートでの企業ブースの1つとして私たち制作部の有志と、ソリューション営業部で参加しました。
「子育て支援の輪をさらに広げたい」「もっと誰もが楽しめるイベントに」というコンセプトから、fujishoブースのテーマは「かいぎさんと遊ぼう」としました。パネルで当社の取り組みを紹介しながら、山形会議のキャラクター・かいぎさんを表紙にした残紙のメモ帳づくりのワークショップを開き、かいぎさんの塗り絵と迷路などをブースに来てくれたご家族へ配布いたしました。
残紙メモ帳づくりワークショップは、私たちが想像していた以上に好評でした。思い思いにシールを貼ったりお絵描きしたり、とても真剣に取り組んでくれて、創造力を存分に発揮する皆さんの作品に感動!きょうだいで参加してくれた小さいお子さんたちは、となりで塗り絵や迷路でも一緒に遊んでくれました。未来を担う子どもたちが物を大切にするヒントになったり、アイデアをサポートするきっかけになれたとしたらうれしいです。
印刷会社ではよく目にする残紙が、山形の子供たちにこんなに喜んでもらえて、笑顔になるものだと気付くことができました。今回のイベントを通じて、社会貢献が少しでもできたとしたらよかったと思います。よい子の皆さん、一緒に遊んでくれてありがとう。私たちにとっても有意義な2日間でした。またこのようなイベントの機会があれば、是非参加したいです。
当社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の 取り組みについて!
2023.06.16
昨今、デジタル技術で生活を良いものに変えることを意味するDXと呼ばれる言葉が飛び交う世の中になっており、当社でもちょっとしたことからコツコツと身の回りを見つめ直し、DXに取り組んでおります。 当社は印刷会社で紙を中心としたビジネスを展開しておりますが、社内のペーパーレス化、あるいは業務効率化を行い、コストダウンの推進を行っております。
DXの一環として「新しいビジネスモデルの創出」を目的に、ECでの販売を開始
例えば紙出力していた給与明細書やお客様への請求書の電子配信、紙の各申請書をシステム化した電子での申請を行うほか、RPA(Robotic Process Automation)にて定型作業をロボット化し自動化することでの業務効率化などに取り組んでいます。また、会議や打ち合わせ時には出力紙を使わず、クラウドを利用しタブレットなどでデータを共有することで、ペーパーレス化やデータを出力する時間の削減につなげています。これらの取り組みにより約30%のコスト削減を達成することができました。
当社では「働き方改革」を推進する一環でテレワーク環境についても整備してきました。それによりコロナウイルスの感染拡大を受け、いち早く在宅ワークを実施することができました。今でも必要に応じてリモートワークを実施し、効率化を図っています。 まだまだやる事は山積みですが、少しでもDX化を実施し、業務効率化やコスト削減をさらに進めていきたいと考えております。
山形県文具聖地巡礼ツアー
2023.06.07
2023年5月19日、『おかげさま文房具店の店主と行く!山形県文具聖地巡礼ツアー』が開催されました。こちらは、河北町の文房具店・石山商店さまや山形市七日町の八文字屋本店さまをはじめ、当社 蔵王の森工場などを巡り、翌20日は「かみのやま文房具フェスティバル」に参加するという、全国の“文具沼の住人”の皆さんが山形に集うというもので、The Hidden Japan合同会社さまが運営したバスツアーです。12名の参加者さまは県外からがほとんど。おかげさま文房具店の店主・土屋 稚さんとはSNSでつながり、今回のツアーに参加されたんだとか。当社には1時間半ほどの滞在でした。
宴会部長、もとい、経営管理部の菊地部長より「ここは印刷のワンダーランドです」との挨拶を聞き、参加者さまたちの目がキラキラとしたのが印象的。昔の活版印刷機などの展示にも興味津々の皆さまでした。
当社資材課の文具好き女子センパイが企画・準備してくれた「残紙ビュッフェ」。紙の名前の由来やどんな印刷物に使用されるかなどを説明するPOPも準備。そう、当社のタグラインは“iが真ん中にある”です。
ツアー参加者の方にお配りする「ウェルカム文具」。当社はノート、シール、ボールペンやクリアファイルのほか、山形会議のキャラクター「かいぎさん」の缶バッチやトートバッグをお持ち帰りいただきました。
デザインの現場では、iPadでイラストを動かすデモンストレーションに歓声が。工場に足を踏み入れた瞬間、インクや紙の匂いにすぐさま深呼吸する参加者の方々。私たちにとっての日常だと思うことにとても新鮮な反応をしてくださって、うれしく感じました。そうだ、ここはワンダーランドなのだと。
参加者さまからは「ツアーオリジナルで用意してくれたウェルカムボードがうれしかった」「試飲させてもらったツキヨミビール(
山形会議STOREで絶賛発売中! )がおいしかった」「残紙ビュッフェが楽しかった」「印刷物ができるまでを見る貴重な経験」「製作フロアまで見ることができ、社員の方々が一体となって出迎えてくださる姿勢がとても印象強く残った」などなど、うれしいお言葉ばかり。自分たちの仕事って楽しいんだなと改めて気付きをいただいた1日になりました。
参加者の皆さまはもちろん、おかげさま文房具店の稚さん、ツアー会社のThe Hidden Japanさま、この度は貴重な機会をありがとうございました。ぜひまた山形に、藤庄印刷に遊びにきていただきたいです。
Twitterやインスタ「#山形県文具聖地巡礼ツアー」で検索すると、当日の様子は参加者さま方がそれぞれアップされていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。